初心者さんと二人三脚

初心者 ピアノ 大歓迎!』。

広告を出した途端、親子がやってきたらしい。男児三歳が受付ロビーで喚いている。

 「ぼくは、ぜっちゃいにいやだからね!ピアノなんてやりたくないからね!」。

 若い母親は困り果てているけれど、よっぽどこのママも熱心なピアニスト

なのだろうか?最初から嫌がる子どもと来るのは、私の経験上珍しい

といえるタイプだわ。

 ところが、このママは全くピアノは弾けない。むしろ、弾けない人生を

振り返って男児こそ特技にピアノがあると将来に好都合だろうし、同じ

始めるならば早いほうが絶対音感がついていいんですよね?先生?

とどこかで洗脳されてきたようなセリフが湧き出ている。

 とりあえず、教室の中に入って貰うと、面白いことに男児は、ピアノ以外の

楽器が放り込まれている籠にダッシュ!タンバリンやら、カスタネットやら

鈴やマラカスなど自由に振り始めた。

 「楽器には、日頃接していらっしゃるんですか?」。

ママが答える間もなく、「ぼく、タンバリンとカスタネットとマラカスが

大好き!」。って、叩きながら教えてくれたのだ。なるほど、それで音楽的に

センスがあるのかもとママに連れて来られたのかもしれないなと私は、にやり。

 「そうなの~。楽しいね~。じゃ~先生も一緒に叩くわ。何か歌おうか?」

と彼に伝えると、タンバリンを渡してくれたのね。

 「そうさっ、100パーセント勇気!もう頑張るしかないさ。。。」。

に合わせて、マラカスを振っているリズム感は素晴らしい。

「めっちゃ上手やん。歌って叩いてリズムよしやん!
じゃあ、私はピアノを弾いてもいいかな~?」。

「いいよいいよ!たのちいたのちい!」。彼はノリノリで可愛いし格好いい!

ピアノの側にやってきて「先生、上手~、ピアノを僕も触りたい」。

 私は、お膝に乗せて、ドレミから弾かせてみた。わき目も振らず真剣。

へ~、子の子は集中力が素晴らしい。負の感情を素直に露出してから、ピアノ

を弾くに至ったのだ。

 お母さんには、「子どもさんには波もありますが、ご自宅でお話をして

頂いて、やってみたいという意思がお子さんにあることを確認して、波にも

付き合う覚悟をされたら、またお電話頂けると嬉しい」ということを、正直に

お伝えしました。

 お子さんの初心者 ピアノ は特に親と先生で二人三脚!

きてくれると嬉しいけれど今日は、とにかく出会えた僕ちゃん親子に感謝

ですね。.







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